自然が育てる子どもの言葉

ドルカス

2014年03月11日 22:12



自然の中には、様々な刺激が存在しています。

子供達は、色々なものに興味を示し、触れて、さわってにおいを嗅ぎ、それらは脳への刺激となって新たな言葉と結び付きます。

ツルツル、ざらざら、ヌルヌル、とげとげ、テカテカ、どろどろ…

こうした多くのオノマトペは、刺激の多さの表れです。

言葉だけを教えても、決して生きた言葉にはなりません。

たとえば、シブガキを食べたことのない子供には、『渋い』という意味は分からないでしょう。

自然の中で夜空を見上げたことのない子どもには、星の瞬き、満天の星と言った言葉の意味も想像つきません。

たとえ、辞書を引いて調べてみても、生きた言葉としては、記憶の中に残らないでしょう。

しかし、体験に裏打ちされた知識や言葉は、五感と結び付いて、深く子供の心に残ります。

その意味では、豊かな語彙や会話の豊かさは、子供の体験の豊富さの表れでもあります。

近年における、子供の会話の貧弱さや、自然に関する語彙の少なさは、まさに体験の不足によるものです。(もちろん、それがすべての原因ではありませんが)

一方、体験の豊かな子供の会話を聞いていると、話題が豊富で、間接情報ではなく実体験に基づいているだけに、

聞いていて楽しくもあり、人を引きつける魅力を秘めています。

そのためも有ってか、社会性にも富み 明るく元気な子供に育つ事ができます。

自然には、子供の脳ばかりか、豊かな言葉や感性までも育てる力があるのです。




設立30年 小中学生のための体験クラブ
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